銀座NAGANOでワークショップ

2016年03月16日(水)銀座NAGANOで木のリボンワークショップします。

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信州のデザイナー&信州ブランド in 銀座 第1日

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ワークショップ 「木のリボン」づくり(予約制)
かんなくずがスタイリッシュなリボンに変身します。
信州が育んだ樹木からの贈り物を作ってみませんか。

時間 14:00~16:00
料金 1,500円
定員 10名(先着申込順)

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美しい日本賞

広告を作らせていただいた立山酒造株式会社の「新幹線の酒瓶」ポスターが、APA日本広告写真家協会の「APAアワード2016」において「美しい日本賞」を受賞し、カメラマン大井川君と授賞式に行ってきました。
http://www.apa-japan.com

長野県デザイン振興協会のデザインコンペ「ライフデザイン信州」でグランプリをいただいてから、さらにブラッシュアップした立山の広告は、「第1回長野ADC」のグランプリ受賞に始まり、「第11回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2015」の初入選、そして今回の「APAアワード2016」と、まさに新幹線のように幸せな評価を運んでくれました。

個人的には充実した日々に平行して、デザイン界はオリンピックエンブレム問題を皮切りに、社会を巻き込んで大きな問題に直面し、特に最近目立ってデザインコンペ自体の正当性や運営を憂いたり、疑問を投げかける声があります。
しかしそれもこれも別に今に始まった事でもありません。(もちろん、デザインという村の中で普通に行われていたことが、社会と大きくズレが生じ、このタイミングで問題として噴出した事は意味深い事だと思いますが…)むしろ普段過ごしている「社会」自体の方が、よっぽども不平等だったり、不透明だったり、時に潔癖すぎたり•••と感じる事が多いから。
さまざまな価値観がうごめき、ひしめき、その中でどう伝えるかがデザインの役割です。ものすごいスピードと情報量が消費される過酷な社会で広告として使用され、しかも評価されるまで生き抜いてきた作品は、どれも強く逞しく美しいと感じます。

とはいえ、どんな優れた作品でも、広告主、使用媒体、時代性などなど、タイミングが合わなければ賞に至りません。
ある人が言っていました。「賞はもらえる時にもらっておかないと。。。」
審査員の人選や、他の出品作との兼ね合いもあるでしょう。自分ではコントロールが利かない部分。「もらえる時にもらえる」というのは、実はそれ自体が価値のある事なのではないかと思います。
そもそも使用され時間とともに消え行く宿命の「広告」。それが受賞し年鑑等に「記録」として残る事にどれくらいの別の重さがあるか分かりませんが、少なくとも自分のキャリアにとってとても意味があり重要な出来事でした。

受賞に絡んで業界のさまざまな才能にお会いでき、「僕」という人間を知ってもらい、あらたなデザイン欲や希望が生まれます。この経験によって僕自身のハードルを少し上げ、さらに高く飛べるようデザインに向き合っていきたいと思います。関わった方々に感謝を忘れずに。

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