松本クラフトピクニック、今年も終わりました。
たくさんの方々にご来店頂き本当にありがとうございました。
相変わらず反応よく、何よりありがたいのは「木のリボンだって〜」と看板の名前に口にしていただけること。
そして見ると「あ、なるほど!」と納得…そんな思考の流れを道行く人から毎回感じ取ります。改めて名前って大事だなと思います。
あと、道行人に多いのが「カツオ節みたい」「アイデアだねー」「染めてるのかな?」です。
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木のリボンにはこだわりがあります。
染めないこと。
全て自然のままの色です。鮮やかな赤や黄色の木もありますが、どれも無着色。木のそのままの色です。
ひとくちに木と言ってもさまざまあるんだなと感心します。
あまり工作しないこと。
幅、厚さ、長さ、裂けていたり、よれていたり状態はいろいろですが、それも楽しい。
接着剤は使いません。他の装飾も極力使いません。
なるべくカンナで出た素材そのままを使うようにしています。
名前を大事にすること。
堅い木から、こんなにも柔らかく美しい素材が出るのだな…と感心したのが最初。
カンナ屑がリボンに見えた、最初の衝動というか感動を大事にしたい。
木工の主役はあくまで削った木材の方だと思っています。
そこから職人やクラフトマンの手によって生み出される、家具とか皿・器とかカトラリーとか
知識と技の結晶は本当に凄いです。
木のリボンはリボンらしく、主役に添うような作品でいたいと思っています。
素材の美しさが活かされていて、自然な佇まいで、
だけどシンプルなプレゼントが華やぐような、ちょっとウキウキしちゃうような
そんな作品になったら良いと思っています。